サイコパスが他人や社会に有害な存在かもしれません。
外見の上で普通の人と区別出来たり、行動などからすぐにサイコパスを判断できれば良いのですが、実際にそう簡単に見分ける事はできません。
サイコパスが他人や社会に紛れ込みやすいというのには、主に2つの大きな理由があるからだと言われています。
サイコパスが社会に紛れ込みやすい2つの理由
① サイコパス自分が良心や善意を持っていないという事を隠し通す
もし、あなた自身が本気で誰かを殺そうと思った場合、人前で大声をあげて誰かに殴りかかるような事はしないでしょう。
サイコパスのやり方はこうです。
- 人気の少ない所で静かに後ろから近づいて刃物で刺す
- あらかじめ毒を入れておいた飲み物を、何もないかのように差し出し、飲ませる
サイコパスはこういったやり方をするでしょう。
こういったやり方のほうが、方法としては確実だからです。
最終的な自分の目的が望んでいる相手に害を与えるというタイプの行動であれば、最後の最後まで相手に自分の目的を悟られないようにする事が得策であるという事をサイコパスは良く知っています。
なのでサイコパスである彼らは、自分が良心や善意を持っていないという事を隠し通し、時には普通の人以上に優しく、涙もろい人物である人物であるかのようにすら振る舞う事で、周りの人達の共感を上手く利用するのです。
サイコパスも生まれもっての役者というわけではありませんので、親や兄弟など早い段階から一緒に時間を過ごしている人達は、彼らの行動が他とは違い異常である事に気付くでしょう。
しかし、親や兄弟などと違う他人が、サイコパスの正体を見分けるのはそう簡単な事ではないのです。
② サイコパスは性善説により正体を隠す
サイコパスが正体を隠せるもう1つの理由は、私達の多くが、心のどこかで良心や善意を持っていると無意識的に信じてしまっているという事です。
良心や善意をどこかで持っていると信じたい!というのが本当の所かもしれませんね。
ドラマや小説、映画などの作られたストーリであっても、良心を全く持っていない人物が登場するという事はごく稀な事です。
大抵の場合には、同情するに足りた動機であったり良心のかけらといったような部分が、ドラマチックに描かれているものです。
作品によっては、サイコパスのような人物が登場するものもあります。
このような場合には、ほぼ例外なく凶悪犯罪者である場合が多いので、サイコパスを身近な存在として認識するには難しいのかと思います。
しかし、大きな事件として報道されていないとしても、実際にサイコパスに関わった事での被害者はたくさん存在しているのです。
おわりに
もしかしたらあの人はサイコパスなのか?と、まず疑う人間がごくわずかだという事実こそが、サイコパスを社会やごく普通の人間に紛れ込ませているのです。
あ・な・た が、サイコパスを社会やごく普通の人間に紛れ込ませているのです。